プロペシア│効果・副作用・飲み方・価格について

プロペシア錠の含量濃度と種類

日本で販売されているMSD(旧 万有製薬)製造のプロペシア錠は、
プロペシア錠0.2mgとプロペシア錠1mgの二種類があります。

通常、0.2mg錠を1日1回の投与、
1日1mgを上限に、医師の診断等で適宜増量可能となっています。

0.2mgや1mgというのは、有効成分の「フィナステリド」の含有量を示しています。
「プロペシア」は株式会社MSDの商品名。

プロペシアの価格・値段

プロペシアの価格について

一般的に、プロペシア1錠あたり250円と言われていますが、
そこに、調剤報酬等が加算されるため、大体1錠あたり300~350円前後になると思われます。

もちろん、診察料等は、別途かかります。

プロペシアの効果

プロペシアの添付文書によると、
「男性における男性型脱毛症の進行遅延」
となっています。

海外の臨床試験では、90%の患者の抜け毛の進行抑制効果もしくは、改善効果が認められており、これに対して、プラセボ郡の抑制・改善効果の発現率は25%程度だったそうです。

また、男性であっても、
男性型脱毛症以外には適応がないとされています。
効果が期待できるのは、上記一文の通り、
「男性における男性型脱毛症の進行遅延」のみ。

国内においては、20才未満での安全性や有効性は確立されていないので、
成人男性が飲む薬となっています。

少し専門的なお話になってしまいますが、
MSD公表のプロペシアのインタビューフォーム内 薬理作用 作用部位・作用機序の項では、
「フィナステリドは、男性ホルモン(テストステロン)をより強力な男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)へ変換する酵素である5α-還元酵素Ⅱ型の阻害剤である。
遺伝的な男性型脱毛症をDHTは誘発することから、この5α-還元酵素Ⅱ型を阻害することにより、本疾患患者において発毛効果をもたらす。」
と記載されています。

フィナステリド含有量によるAGAの改善率

フィナステリド0.2mg配合のプロペシア0.2mg錠で、54%
フィナステリド1.0mg配合のプロペシア1.0mg錠で、58%
となっています。

二重盲検を行っていますので、上記二群に加えてプラセボ郡がある訳ですが、
プラセボ郡よりも有意に優れていたという結果が出ています。

プロペシアの飲み方と服用期間

6ヶ月間の連日投与(毎日服用)が必要と言われています。

当然ではありますが、プロペシアに含まれる成分に過敏症の既往歴のある方は、禁忌です。

個人差ありますが、3ヶ月程度で効果が現れる場合もあるそうですが、
基本的には、6ヶ月間、毎日服用することになります。

6ヶ月の服用を継続しても、効果が発現しない場合、一旦、投与中止。
医師の診断のもと、継続投与の必要性を検討してもらう必要があります。

基本的には、随時、効果の現れ方を見ながら、
慎重に服用期間を検討するような飲み方のようです。

この辺りが、個人輸入等で購入して服用されることがおすすめされていない理由でもあるようです。
副作用があるお薬ですので、きちんと専門家である医師の指導の下で服用するようにしましょう。
かく言う僕も、プロペシアには未だに手を付けていません。
(詳細は、プロペシアの副作用の項で。)

安易に、個人輸入等で飲むようなお薬では無いと、僕は判断します。

プロペシアが女性禁忌薬である理由

プロペシアの効果・効能
「男性における男性型脱毛症の進行遅延」

つまり、女性における男性型脱毛症には、有効性が認められない点もこの一文に含まれているのが伺えますね。
前回の記事でも、実質上の禁忌薬と書いた通り、妊娠中・授乳中・妊娠予定のある女性の服用は厳禁です。

海外で、閉経後の男性型脱毛症女性を対象に、
臨床試験が行われていますが、12ヶ月の連日投与でも、有効性が認められなかったとの記述があり、そもそもFAGAに対して有効性が期待できないとされており、女性が服用する意味がないと言えます。

閉経前女性が服用するリスク、そして、閉経後女性においても有効性が認められなかったということから、「”男性における”男性型脱毛症の進行遅延」というわけですね。

肝機能障害をお持ちの方は注意

フィナステリドは、肝臓のシトクロムP450 3A4(CYP3A4)という酵素により代謝されますので、
肝機能障害をお持ちの方の場合、注意が必要となります。

必ず医師に、肝機能障害を患っている旨を伝えた上で相談してください。

「肝機能障害のある患者に投与した場合の安全性は確認されていない。」
との記述があります。

余談ですが、、
グレープフルーツジュースで薬を飲むのが良くないと言われますが、
その理由が、グレープフルーツジュースの成分フラノクマリンが、代謝酵素シトクロムP450を阻害することで、代謝が遅れた結果、血中濃度が上昇し、作用、副作用が強く出るということだそうです。

プロペシアの副作用

個人輸入等で安く買えると話題になっているからといって、
絶対に勘違いしないで頂きたいのですが、
プロペシアには副作用があります。

また、経過観察・定期的な検診をしながら行うべき項目があり、
個人輸入で自己判断での使用はお勧めできません。

きちんと、医師の指導・定期的な経過観察の下、使用するべきです。

ここで、誤解なく、プロペシアの副作用を理解していただきたいので、
MSDのプロペシアの添付文書やインタビューフォームの副作用の項目から、解説したいと思います。

プロペシアの添付文書は、当記事の最下部でご紹介しています。

下記でご紹介しているのは、これらの症状又は異常が出た場合、
投与を中止するなど適切な処置を行うべきとして掲載されているものになります。

肝機能障害(重大な副作用)

頻度不明との記述になっておりますので、
症例数や頻度等は不明ですが、自発報告や海外においては、
認められている副作用だそうです。

国内での48週間の二重盲検比較試験の結果

上記とは、別に、二重盲検の結果も記述がありました。

こちらの48週間の試験の結果、
276例中11例に14件の副作用が認められたとの記述があります。

発現数の多い順に、ご紹介していきます。

・リビドー減退

276例中3件
発現率:1.1%

リビドー減退ってなんぞ?と思いますが、
「性欲低下」ですね。

男性ホルモンの働きを抑制することで起こる副作用の一つです。

・勃起機能不全

276例中2件
発現率:0.7%

男性には悲しい副作用。
僕が、フィナステリドを使用したAGA治療に踏み切れない理由として、一番大きいのがコレですね。
まだ、20代ですし…。
そもそも、性欲減退が発症したら、そもそも気にならないのかもしれませんが、
性欲の低下が起きずに、勃起機能不全が起きたら、ショックで仕方ないような。

リビドー減退と勃起機能不全の発症例が同一対象での同時発現なのか分かりませんので、これについてはなんとも言えません。

・射精障害

276例中1件
発現率:0.4%

・精液量減少

276例中1件
発現率:0.4%

・下痢

276例中1件
発現率:0.4%

・胃不快感

276例中1件
発現率:0.4%

・鼓腸

276例中1件
発現率:0.4%

米国添付文書による副作用の報告例

・過敏症

掻痒症、蕁麻疹、発疹、血管浮腫(口唇、舌、咽喉及び顔面腫脹を含む)

・生殖器に現れる副作用

睾丸痛、男性不妊症、精液の質低下(精子濃度減少、無精子症、精子運動性低下、精子形態異常等)

・肝臓に現れる副作用

AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇

・その他の副作用

乳房圧痛、乳房肥大、抑うつ症状、めまい

他AGA治療薬の副作用例

また、プロペシア開発のもととなった、プロスカーというAGA治療薬が諸外国では販売されていますが、こちらの場合、フィナステリド含有量が5mgと高用量になっています。
6~19%という発現率で、勃起機能不全や女性化乳房といった副作用のデータがあるようです。

こちらの場合、プロペシアと比較して、フィナステリド含有量が多く、
日本では未認可となっています。

プロペシアの添付文書

プロペシアの添付文書は、こちらで公開されています。

一般財団法人 日本医薬情報センターさんにリンクしています。
http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00051088.pdf

引用が不可っぽかったので、こちらにてリンクのご紹介だけとさせて頂きます。
各自、ご確認ください。